清掃班の1日
「マンション清掃」って、具体的にはどんな仕事をしているの?宝エステートサービス㈱メンテナンス部、井上さんが指揮する班のとある一日に密着してみました!
08:00 ミーティング・出発
清掃班の1日は、ラジオ体操と挨拶運動からはじまります。皆で身体を動かして、大きな声で「おはようございます!」「ありがとうございました!」などの挨拶を昌和。
朝礼が済んだらその日担当する物件の確認をして、いざ出発です!
本社より現場に向かう清掃班の皆さん。役員、管理職が毎朝欠かさず、「いってらっしゃい」と1台1台に声をかけて見送ります。
宝エステートサービスの清掃班は3人1組が基本。チームごとに車に乗り込んで、各自の担当ルートを巡ります。
08:30 1件目到着
宝エステートサービスの清掃班は全部で8班。(今回ご紹介する日常清掃班の他に、特別清掃班が2班あります)1日担当する件数は1日4〜7件くらいです。井上さんのチームがこの日に担当するのは4物件。3人で午前に2物件、午後に2物件を清掃して回ります。
誰がどこを担当するか、井上さんがテキパキと指示します。
季節やマンションの立地などの条件によって、「落ち葉が多い」「砂がよく吹き込む」など汚れ方も変わります。その日の状況を見て清掃内容を決めるのも、班長の大切な役割です!!
08:45 清掃スタート!
清掃の種類
日常清掃
廊下、階段、エレベーターなど共用部全体をホウキやタオルで掃除する
定期清掃
ポリッシャーという機械でエントランスのタイルを磨く
特別清掃
廊下・階段の長尺シート部分を高圧洗浄する
1件目のマンションは、8階建てで戸数が多い大規模物件。この日は「日常清掃」と「定期清掃」を予定しているということで、まずは全員で最上階にあがり、清掃範囲を分担して1階まで掃き掃除・拭き掃除を行います。
ホウキで素早く掃いていく作業は簡単そうに見えてかなり重労働! 「はじめの頃はやっぱり腕が痛くなりましたよ」と笑いながら、手を止めることなくテキパキとキレイにしていきます。
さらに、ホウキを廊下の天井にも向ける井上さん。「放っておくと、天井の角や照明が蜘蛛の巣だらけになってしまうんです」と天井をなぞり、小さな蜘蛛が落ちればそれもチリトリへ。タオルで共用部のガラスや手摺りを拭いて、階段もホウキで掃きながら下の階へ向かいます。
サッと拭けば落ちる汚れなら、廊下に面した窓やインターホンなども通りすがりに清掃します。
井上さんいわく、「清掃しているとここをもっとキレイにしたい、ついでにここも拭いてあげたい、と次々にやりたいことが出てくるので、決まった時間の中でやれることは極力やるようにしています」とのこと。
エレベーターはドア部分の溝にゴミがつまりやすいので、念入りに作業します。
最後はエントランスに洗剤の混ざった水を撒いて、回転するブラシのついた機械「ポリッシャー」でタイル磨き。全体を磨いて、バキュームで丁寧に水分を吸ったら終了です。
12:00 休憩・昼食
体力仕事なので、お昼休憩はしっかりとります。
車を停め、お弁当と食べる時間はメンバーとのコミュニケーションを取る大切な時間でもあるそうです。
13:00 残りの2物件を清掃
午後の物件も同様に、上階から手分けをして清掃します。物件が小規模の場合は、他のメンバーに上階からの清掃を割り振って、井上さんはすぐにエントランス清掃に入ることも。予想外のトラブルで清掃が長引くこともあるため、迅速に作業を済ませて、余裕を持って行動することが求められます。
16:00 他の班の応援に向かいます!!
この日の担当物件が終わっても、まだ事務所には戻りません。他の清掃班が大規模物件などで時間がかかっていれば応援に向かいます。
17:00 事務所に帰還し、業務日報を作成
教育リーダーである井上さんは、新人の悩みを聞いたり、アドバイスをしたりもしています。
17:30 事務所のシャワーで汗を流して帰宅。
お疲れ様でした!
1. ミニほうき1号
見ての通り、てのひらサイズのほうき&ちりとりのセットです。通常のホウキだと大きくて入らない、狭い部分のゴミを取るのに使っています
2. ミニほうき 2号
こちらはもっと小さなホウキです。主に蜘蛛の巣を取るのに使います
3. 愛称:棒
これは……名前はなんていうんでしょう(笑)? 「棒」と言っていますが、これも自動扉や、エレベーターの溝のゴミを取るために使っています
4. ケレン
これはケレンという道具で、刃がヘラのようになっている方はへばりついたガムなどを取る用、細い方は溝などに挟まったゴミを取る用です
5. ドアストッパー
扉を開けたまま作業しないといけない場面も多々あるので、これがあると効率的に掃除することができます
6. ドライバー
溝のゴミを取る他、コンセントの蓋を開けたり、重りにしたり、ドアストッパー代わりにしたり、いろいろな場面で活躍しています!
7. マイクロタオル
これはマイクロタオルで、普通なら拭き痕が残るような汚れもキレイに落とせます。他にも、エントランスで水を使うときに機械類にかぶせて保護するための大きめのタオルも用意しています
8. 手袋
厚めのゴム手袋です。手を汚れから守るというより、水をまいてポリッシャーなど機械を使う際に、安全のため身につけています
9. 腰袋
会社からの支給品です。結構深くて道具もいろいろ入りますし、拾ったゴミを放り込むこともあります(笑)。側面にはチャックがあって、集めた葉っぱなどを入れるビニール袋を収納しています
宝グループのマンション管理は外注せずに、「自社スタッフたちの力」でマンションのキレイを守り続けています。井上さんをはじめ、たくさんのメンバーが毎週宝のマンションを巡っていますので、見かけた際にはぜひその仕事ぶりにご注目ください!